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第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり①

みなさん、こんにちは。
梅雨の季節ですねぇ。身体にまとわりつくような湿気と格闘する日々です。
クーラーは苦手なので、扇風機プラス、ミントのアロマオイルをシュッシュしたりして、気分だけでも爽やかに~♪
…これで夏までどれだけ持つかなぁ。(遠い目)

さて、『新・鉄子の旅』第28旅は
北海道・留萌(るもい)本線駅めぐり!!
~『月刊IKKI』‘12年8月号(6/25 発売)掲載~

私にとって、“鉄子の旅”と北海道はけっこう縁があるみたいです。
横見さんとの初仕事や(噂の日めくりカレンダーね!)、初めての”鉄子の旅”で小幌駅(初代『鉄子の旅』第6巻参照)、昨春の流氷ツアー。

そして今回の留萌本線の旅!
留萌本線は北海道の北西に位置し、始発の深川(ふかがわ)駅から終点の増毛(ましけ)駅までを結ぶ路線です。

横見さん曰く、かつて北海道にはローカル線が網の目のように広がっていたのですが、現在はその多くが廃線になってしまっているそうです。
留萌本線はそんな古き良き時代の面影を今でも感じさせてくれる、数少ないローカル線なんだとか。
昔の北海道の鉄道を偲びつつ、留萌本線のオススメ駅7つを巡ることになった鉄子一行。
駅のキーワードは「イタキレカシャモクゾウ」

…………??

なんだか意味がよく分からないけれど、とりあえず「イタキレカシャモクゾウ!」とみんなで呪文のように唱えながら、晩春の留萌本線へ、出発進行~☆

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(第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり②へ続く)

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第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり②

2012年5月18日(金)午前11時 深川駅

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新千歳空港から快速エアポートで札幌駅、札幌駅からスーパーカムイに乗って
深川駅に到着した鉄子一行。

深川駅は留萌本線の起点駅。ここから函館本線と留萌本線に分かれます。

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今回使う切符は、留萌・増毛フリーきっぷ
2012年10月31日まで限定発売されていて、5400円で2日間、札幌往復&留萌本線乗り降り自由のお得なキップです。

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切符を手に、早速留萌本線に乗り込む私たち。
ステンレス製のディーゼル車両です。

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駅名標をよく見ると…変わった名前の駅ばっかり。

北海道の地名はアイヌ語が元になっているところが多く、漢字も当て字がほとんど。

一応、漢字は得意なはずの私ですが、難読駅名は苦手。特に北海道の駅名はサッパリ予測がつかなくて…
(「留萌」“るもい”も、しばらく“ともえ”(留まる+萌える)と勘違いしていました)

“きたいちやん”とか、一体どんな字書くんだろう?
なんとなく、親しみを込めて「きたいっちゃ~ん♪」
と呼びたくなってしまうけど…

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ええええ!コレで“きたいちやん”!?
こんなん、読めるかいな!!

「一已」は 鮭が産卵する場所“イ・チャニ”というアイヌ語に当てた漢字なのだそう。
「已」は訓読みで「(や)む」と読んだりするけど、かなりムリヤリやなぁ。

(ちなみに、“おさむない”は「納内」、“もせうし”は「妹背牛」と書くそうです。)

やっぱり北海道の駅名って…難しい!


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駅名が気になっているうちに…
一つめのオススメ駅、峠下駅に到着。
“とうげした”…これは普通の読み方やね。

今は無人駅ですが、かつてはタブレット交換も行われていた有人駅だったそう。
(現在は保線の詰め所としても使われているらしい)

古びた「木造駅舎」で、その名の通り山深い場所にあります。


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駅舎の中はガランとしていて、小さなソファがポツンと一脚だけ置かれています。
「あの頃は、この辺りに畳があって、駅員さんが“タダで”コーヒーを淹れてくれたんだよ。人の温もりが感じられる駅だったのに…」

20年ぶりに峠下駅を訪れた横見さん。昔を思い出し、ちょっと寂しそうです。


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駅の外に出て、駅舎をふり返ると、駅の看板も剥がされています。
うーん、切ない…。

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反対側のホームは、草が生い茂り…

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黄色い花「福寿草」が可憐に咲いていました。


(第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり③へ続く)

第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり③

ちょっとしんみりした気持ちで、次の駅に向かう鉄子一行。


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お!これはなかなか立派でいい感じの「木造駅舎」やないの!

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へぇ、明日萌(あしもい)駅って言うんだ。

駅舎のベンチには、女の子がひとり佇んで…

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…って、アレ?人形…!?

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は、橋爪功駅長…!?

そう、ここは1999年に放映されたNHK朝ドラ『すずらん』の舞台。
(※先ほどの女の子の人形はヒロイン子役の柊留美ちゃん)

明日萌駅は架空の駅で、実はこの駅舎も全てドラマのセット。
ドラマの大ヒットを受け、観光地化のために、セットをそのまま残してあるのです。
どうりで、レトロっぽいけど新しい駅舎だと思った…!

…あれ?じゃあ、本物の駅舎は?

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明日萌駅のすぐ隣に、ちょこんとある、恵比島(えびしま)駅
こちらが本物の駅舎です。トイレじゃないよ…!
(ドラマではトイレとして撮影されていたらしいですが…)

ピーク時は、このロケ地を年間75万人もの観光客が訪れ、2006年まで不定期でSLすずらん号も走っていたそうですが、現在はひっそりとした雰囲気。

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駅舎のそばには、ドラマの撮影で中村旅館として使われた旧黒瀬旅館が。

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中は『すずらん」の資料館になっていて、ドラマの小道具やスチール写真などが飾られていました。


(第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり④へ続く)


第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり④

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続いては、留萌本線終着駅、増毛駅
終着駅らしく、レールの先に車止めが。
北海道の終着駅って、本当に「最後」までやって来たって気がするよね。


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外から見た駅舎。最近建て替えたのかな?比較的新しく見えます。
駅舎の中には、“手打ちそば”のお店と、“孝子屋ぐるめ食品”のお店が入っています。


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増毛駅や増毛駅周辺は、高倉健さん主演の映画『駅 STATION』の舞台となった場所。
ロケで使われた風待食堂。なかなか渋くていい感じの木造建築。

もともとは1913年創業の多田商店という雑貨店だったそう。
現在は「観光案内所」になっていて、『駅 STATION』のスチール写真なども飾られていました。


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ここでちょっと腹ごしらえ!ということで、
駅から5分くらい歩いたところにあるラーメン屋麺屋・田中商店へ。
増毛の名産・甘海老を使って出汁をとった甘海老味噌ラーメンをいただきます。

店長さんオススメだけあって、甘海老の芳醇な香りと、濃厚なスープが絶品!!
ほっぺた落ちそう~♪!

店頭でお土産ラーメンも売っていて、買いたかったのだけど、荷物になるからと断念。
今度、北海道物産展で探してみようっと!


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増毛駅周辺は明治から昭和にかけて建てられた歴史的建造物が数多く残っています。
私好みの石造りや木造の風情ある建物が並び、テンション急上昇!
写真は旅館「増毛館」
半円アーチの窓や、ひし形の小窓が可愛い♪
向かって左側にはちいさなカフェも併設しています。

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この重厚感ある立派な建物は、
国指定の重要文化財「旧商家丸一本間家」
中も見学できるようになっているみたいです。

他にも日本最北の酒造「國稀(くにまれ)酒造」という酒屋さんもあり、日本酒の試飲が出来るところもあるらしく…
うお~、もっとここに留まっていたい!観光したいよ~!

横見さんにダメもとで「出発の列車一本遅らせませんかぁ」とお願いしてみたら、

「増毛は観光地だからいつでも来れる!!」

と、一蹴されてしまいました…(泣)


(第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり⑤へ続く)


第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり⑤

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増毛駅を“予定通り”出発し、礼受(れうけ)駅へ。
この礼受駅、写真を見ての通り、車両を改造した「貨車駅」と呼ばれる駅舎で、北海道に多く見られるそう。

(※先ほど訪れた恵比島駅も、木の板が張り付けてあったけど、実は「貨車駅」です。)

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横見さん曰く、「貨車駅」は、駅寝には最適の場所なんだとか。
確かに中は気密性あって、すきま風や虫も入らないし、普通の駅舎よりも落ち着きます。
なんとなくプライベート感があるというか、自分の部屋みたいな感覚で寝られるのかな。

ということで、横見さんのススメで、
駅寝させられるほあしさん…。
(※意外と快適だったそうです)

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礼受駅にて、テツ編集長、撮りテツモードに火がつき暴走!
ベストポジションを探すべく、雑草を掻き分け、ひとりサバイバルをされています。怪我はしないでくださいねー!

増毛駅では曇ったり、小雨がぱらついたりしていたのですが、礼受駅に着く頃にはスッカリ快晴に。横見マジックが効いてきた!

すぐ近くに海もあり、みんな思い思いに駅周辺を満喫しました。

そして次は、横見さんの大大大好きな「板きれ駅」!rumoi54a.jpg

箸別(はしべつ)駅へ。

横見さんはこういう「板きれ駅」に降り立つと、「北海道キターーー!!」と興奮してしまうそう。

ふと、後ろをふり返ると、待ち構えたようにポーズを渋く(?)決めてらっしゃる方が。
…ええっと、これは「撮れ」ということなんですかね?

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タイトル『横板と横見』 ←適当。


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「板の感触をしっかり味わって!」と横見さんがおっしゃるので、
板を踏みしめながら、みんなの足を星形のように並べてみました。
誰がどの靴か分かるかな??

(第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり⑥へ続く)

第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり⑥

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そして、今回の旅、一番のオススメ駅瀬越(せごし)駅へ。
その名の通り、海に面した駅で、ちょうど夕暮れ時のベストタイミング!


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小さな待合室が、静かに茜色に染まっていきます。


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こんなにじっくり夕暮れを見たのは、一体どれくらいぶりだろう。

小さい頃、落ち込んだら、家の近くにある淀川の堤防に上がって、川に沈む夕日をずっと眺めていたなぁ。

なんだかそれだけで、元気になれるような気がした。


東京にいると、いつの間にか日が暮れて、いつの間にか朝になって…

一日のサイクルがどんどん加速していく。無機質に時が流れていく。


忘れていた。日が沈む前に、こんなに豊かな時間があったんだ。

一刻、一刻、身に染みこませるように、美しい夕日を見つめる。

日が沈むまでの20分が、とても長く、とても贅沢に感じられました。


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夕暮れの余韻を味わいながら、次の駅、舎熊(しゃぐま)駅へ。
この駅も「貨車駅」ですが、昼の「貨車駅」とはまた違った趣があります。


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日没後の海。
空には一番星がキラリ。(金星かな?)

私が大好きな時間「ブルーモーメント」
夜になる少し前、空が一瞬だけ群青色のグラデーションに染まります。


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そして、帰路へ。

留萌本線の旅、良かったなぁ。

映画やドラマのロケ地にもよく使われているだけあって、随所に北海道の「旅情」を感じさせる素敵な路線でした。

駅舎もいろんな種類があって、面白かったし。


さぁ、そろそろ「イタキレカシャモクゾウ」の呪文…じゃなかった、キーワードの意味、お分かりですね?
そう、つまり「板切れ・貨車・木造」ということ。
北海道のローカル線の駅の特徴を表していたのです。…ナルホド!


とてもいい路線だったけれど、乗っているお客さんがまばらだったのが気になりました。

地元の方に聞いてみても、利用される方は少ないそう。

懐かしい北海道を体感できる路線。…ずっと、残り続けてくれるといいな。


ということで、今回のソフテツ格言

「映画の主人公になったつもりで、テツ旅を楽しもう!」


(第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり⑦へ続く)


第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり⑦ ~新・鉄子ニュース~

さて、もうご存じの方もいらっしゃると思いますが、ここ最近、『新・鉄子の旅』関連のニュースが目白押し!

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ひとつめ。
IKKIコミックスより漫画『新・鉄子の旅』第4集 が発売されています!

これまでの『新・鉄子の旅』とは大きく内容が異なっており、東日本大震災以降の9ヶ月間の取材の様子が描かれています。

ほあしさんが、勇気を振り絞って、被災地を訪れ、さまざまな方のお話を伺い、多くの思いを受け取りました。

そして、苦しみもがきながら、漫画を描きました。

弱冠22歳の女の子がありのまま、等身大のままに一生懸命立ち向かっています。


私のブログ『極めよ、ソフテツ道☆』の抜粋も漫画に載せていただいてます。

特に、三陸鉄道と石巻訪問のエピソードはほぼ全文掲載されています。


この第4巻は、本当に、ぜひたくさんの方々に読んでもらいたい!

『新・鉄子の旅』が始まった頃と比べると、ほあしさんはものすごく成長したと思います。

ほあしさんらしい、シンプルで可愛らしい絵に、情感がこもるようになった気がします。

そして、彼女のほんわかした心優しいキャラクターが、きっとみんなの癒しになり、救いになっている。

泣かせようとしている訳じゃないんだけど、何故か、同じところで涙が出てしまうんだよなぁ。


人はどうしたって忘れてしまう生き物だから、折にふれて思い出すきっかけがほしい。

こうして被災地の記録として形になって、良かった。

この漫画を読んで下さった方が、震災のこと、被災された地域のことを再び考えていただければ、と思います。


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ふたつめ。

『新・鉄子の旅』第4集の発売と同時に、
『新・鉄子の旅』三陸鉄道応援きっぷも発売されました!

これは三陸鉄道の全線開通を願い、『新・鉄子の旅』が制作した復興支援切符です。

切符は三陸鉄道・北リアス線の宮古駅から久慈駅、南リアス線の釜石駅から盛駅までの硬券乗車券それぞれ1枚ずつ。

三陸鉄道全線運転再開の日から1年間の間に1回限り有効です。(平成26年4月再開予定ですが再開日は未定です)

今はまだ、どちらの切符も使うことは叶わないけれど、一日でも早くこの切符が使えますように…

『新・鉄子の旅』レギュラー陣一同、微力ながら三陸鉄道を応援させていただいています!

販売金額(2850円)は全額、三陸鉄道の復旧のための収入になります。


切符は宮古駅、久慈駅で販売する他、三陸鉄道ホームページ でも通信販売しています。

また、東京神田の「書泉グランデ」・「書泉ブックタワー」両店でも限定販売しています。



三陸鉄道さんの頑張りは、本当にみんなの復興への「希望の星」になっているような気がします。

列車が走っているということが、こんなにも勇気づけられるんだと、震災後の三陸鉄道さんを見て強く思いました。

この応援切符を買って、全線開通したら、みんなで乗りに行きたいですね!



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3つめ。
ブログ「極めよ、ソフテツ道☆」がまさかの書籍化!!
いいんですかい?本当にいいんですかい…!?(゚д゚;)三( ゚Д゚)

タイトルは
『極めよ、ソフテツ道! 素顔になれる鉄道旅』

ソフテツブログの中で、エピソードを厳選して、加筆修正し、また書き下ろしも加えたスナップ&エッセイ。

サクっと読めて、クスっと笑える、楽しい本になるべく、現在みんなで力を合わせて制作中です!

全ページフルカラーで、表紙や中のグラビアは、あの憧れの鉄道カメラマン、中井精也さんに撮っていただいています♪

(※ちなみに表紙は上の写真とはまた別の写真です。素の私がより出ている写真になりそう。)

IKKIBOOKSより、7月31日に全国の書店にて発売予定です。(地域によって発売日が前後することがあります)

本制作にあたって、ソフテツブログを読み返してみたら、なんか凄く恥ずかしくなっちゃって、「うおおおお!全部直したい~!!」という衝動に駆られるのだけど、そんなのキリがないし、これはこれで、私の成長記録でもあるんだよね。

しかし、始めと比べると明らかにテツ分濃くなっているな、私。
でも私はあくまでソフ…(以下略)

とにかく、カミムラさんとデザイナーの黒川さんには、本当に頑張っていただいていて、もう感謝感激、どれだけありがとうの気持ちを込めても言い尽くせません…!!

出来上がりまで、あと少し。

発売まで、どうぞ楽しみに待っていて下さいね~!!


(第28旅 北海道・留萌本線駅めぐり~完~)
※次回は7/25頃更新予定。お楽しみに!



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