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第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)①

皆さん、こんにちは。
8月もあと少し。夏はどこかに出かけられたりしましたか?
私もとある旅を計画中です。計画を立てる時って無性にワクワクしますよね。
「これから始まるんだ」というあの高揚感がたまりません。


さて、『新・鉄子の旅』第30旅は、
テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)!
~『月刊IKKI』‘12年10月号(8/25 発売)掲載~

水路で鉄道旅…?
どうやら、今回はかなり異色な旅になりそうです。

何故なら…鉄道には乗らないから!

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乗るのは、なんとコレ!小型モーターボート!

そして案内人は、横見さんでなく…

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この方、石坂善久さん!
上の写真の小型ボートの持ち主です。

石坂さんはお休みの日になると、ボートで東京中の水路をあちこち巡っていらっしゃるのだそう。
水路といえばこの方!というくらいの水路愛好家で、「タモリ倶楽部」にも出演されたり、 『東京水路をゆく』(東京経済新報社)という、水路旅の魅力が詰まった本も執筆されたりしています。

お会いすると、物腰が柔らかく、とってもお優しい方。お話される言葉から水路に対する愛がひしひしと伝わってきます。

石坂さんがおっしゃるには、東京は“水路の街”なんだとか。

江戸の頃は、物流の中心は「水運」であり、物資や人々の移送もほとんど水路を使って行われていたそう。

下町のある低地には人工の水路が縦横に張り巡らされ、水路の発達と共に、江戸・東京は大都市として発展していきました。

戦後、水運は衰退し、水路も埋め立てられてしまいましたが、それでも都内にはまだまだ多くの名残があり、水路が息づいているらしい!

そんな水路の魅力を石坂さんに案内していただきながら、ボートで都内の鉄道スポットを巡ってみようという今回のプラン。(実は、石坂さんは鉄道もお好きで、鉄道模型店も経営してらっしゃるとか!)

なんだか、本当に「タモリ倶楽部」や「ブラタモリ」のような雰囲気。面白そう♪

いつもとはちょっとひと味違う“鉄子の旅”へ、いざ出発進行~!


(第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)②へ続く)
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第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)②

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2012年6月28日 午前9時過ぎ

京葉線新木場(しんきば)駅で待ち合わせた鉄子一行。
「鉄子の旅」はいつも朝早いから、今日はゆったりで嬉しい。

そんな一行を出迎えてくれたのが…

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小学館のウエダショウコちゃん。

前作『鉄子の旅』のイベントで知り合った時に、趣味の話で意気投合!
それ以来、プライベートでも仲良しで(なにしろバリバリの鉄子&こけし好き)、私のソフテツ本や公式ブログにもちょこちょこ登場してくれています(笑)
知的で、いろんなことに造詣が深くて、好奇心旺盛なショウコちゃん。
彼女から教わったことは数知れず。尊敬する大好きなお友達です。

実は水路の旅は彼女の発案によるもの。
あるお仕事で石坂さんと知り合ったことをきっかけに、今回のプランを企画してくれたのです。

ショウコちゃんに先導されるまま、駅から歩くこと20分。辿り着いたのは…

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東京・夢の島マリーナ!

マリーナにはたくさんのボートやヨットが係留されていて、ちょっとリゾート気分。

石坂さんにご挨拶をし、それぞれボートに乗る装備を調えます。

…ちなみに、旅の私の出で立ち。

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※不審者ではありません!

☆☆今日の水路ガール・ファッションポイント☆☆

ボート上は、直射日光や水面から照り返しを浴びてしまうし、日傘も差せないので、紫外線対策はしっかりしなきゃね!

紫外線カット効果の高い、アウトドア用のウェア(山ガールスタイルがオススメ♪)に、フェイスカバーやサングラスを装着すればもう完璧(^_-)☆

この際、見た目がどうとか気にしない のがポイントだよ!

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いよいよ石坂さんのボートに乗り込みます。
ボートに乗るメンバーは石坂さん、横見さん、ほあしさん、ショウコちゃん、私の5人。

テツ編集長と、カミムラさんは、今回は地上班。
私達が乗っているボートを、地上から撮影してくださるそうです。

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ボートのエンジンをかけて…

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「船が出るぞおおおおー!!!」
横見さん定番の雄叫びも炸裂!

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さぁ、水路の旅、レッツスタート!!


(第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)③へ続く)

第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)③

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「ヒャッホー!!キモチイイ!」
ノリノリにはしゃぐ横見さん。
爽やかに吹き抜ける風、独特のボートの揺れに、皆のテンションが上がります!

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「イエーイ!!」
ほあしさんもとっても楽しそう♪ショウコちゃんはじけてます!(笑)


マリーナから京葉線の鉄橋を越え…

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「豊洲運河」というところに出ると、なにやら不思議なものを見つけました。

この平べったい柱は一体…?

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実はこれ、貨物線の廃線跡
東京都港湾局晴海(こうわんきょくはるみ)線という路線の鉄橋が架かっていたそうで、これはその橋脚部分。

かつて、船で運ばれてきた荷物を、陸上へ輸送するために、この貨物線が使われていたのだとか。

今は、陸上には廃線跡はほとんど残っていないようだけど、水上だからこそこうした遺構が見られるのかな。

さらにもう一つの物流の名残。

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豊洲貯木場(とよすちょぼくじょう)跡
昔はこの柵の中に、建設資材に使う原木を浮かせていたそう。
新木場駅の由来も、深川の木場(現在は木場公園)を移転したことから名付けられたとか。

柵の中は船の進入が禁止されているので、エサも豊富なのか、特に冬場は「水鳥の楽園」のようになるらしい。


柵の前を通過していると、清掃船とすれ違います。
すると突然、大きな揺れが…!!
小さな船なのに、意外と引き波(航行時に後ろにできる波)が強い!
川幅が狭かったり、もっと大きい船だったりするとさらに揺れるのだそう。
なかなかスリリング!

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隅田川からちょっと寄り道。

隅田川と大横川の合流地点にある大島川水門
高潮などで増水すると、水門が閉じられ、海抜の低い地域を守ります。

水門をくぐって、細い川、大横川へ。この大横川、春は桜の名所なんだとか。
船からお花見なんて優雅だろうなぁ。

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大島川水門からすぐの橋、越中島連絡橋。
え、ここを通るの?
結構、低い橋に見えるけど大丈夫…?!

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ゆ~っくり橋の下を通過していきます。ドキドキ…

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よーし!無事に通過!

水路編トリミング

ホッ…と胸をなで下ろす「水路ガールズ」たち(←ものすごく怪しい)

石坂さん曰く、「東京にはもっと低い橋もあります。屋根付きの船ならとてもくぐれないような。自分の船でドコまで進んでいけるのか、そういうスリルを味わうことも楽しいんですよ。普段見られない橋の裏側も見られますしね。」

そういえば、橋の裏側をこんなに近くで見たことあったかなぁ。
橋の部品を留めるボツボツ(リベット)の形とか、よく見ると面白い!
外から見るとなんてことない橋でも、裏側は表情豊かだったりするんですね。

その後、大横川を引き返し、再び隅田川を北上していきます!


(第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)④へ続く)

第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)④

(※写真が上手く撮れなくて、時々進行方向逆の写真があります。スミマセン…)

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まず現れたのが、放物線状のアーチが美しい永代(えいたい)橋
永代橋は大正15年に関東大震災の復興事業の第一号として現在の橋が架けられ、「帝都の門」として有名。

永代橋のように隅田川に架かる橋は、大正末期~昭和初期に建造された関東大震災の復興橋梁が多く(全部で9橋)、どれも個性的なデザインで、華やか!その為、隅田川は「橋の博物館」とも呼ばれているそう。

橋は遠くから見ても判別しやすいように、それぞれ特徴的に造ってあり、さらに周囲の景観にも合うように工夫されていているそう。

永代橋から、隅田川大橋、清州橋(大好きな橋!でも写真うまく撮れなかった…)新大橋を通過し、

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両国橋。
昭和7年竣工。当時の最先端の技術で造られているそう。どっしりした印象の橋。

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JR総武線・隅田川橋梁。
震災復興橋梁ではないけれど、昭和7年竣工と意外に古い!地下にはJR総武線快速も走っています。

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蔵前(くらまえ)橋。
昭和2年竣工。下に3連のアーチ橋。
目の覚めるような鮮やかな黄色!米蔵があった蔵前という地名にちなんで、稲穂のイメージの黄色に塗装してあるのだとか。

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厩(うまや)橋。
昭和4年竣工。蔵前橋とは対照的な上に3連のアーチ橋。
厩にちなんで、馬のレリーフが施されています。

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駒形(こまがた)橋。
昭和2年竣工。
両端が下にアーチ、真ん中が上にアーチの珍しい造りの橋。


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そして、ザ・浅草的風景!
「アサヒビールタワー」にうん…じゃなくて、“炎のオブジェ”でお馴染みの「スーパードライホール」、そして「東京スカイツリー」。
なんかもう何でもありな景観だなぁ…(笑)

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吾妻(あづま)橋
昭和6年竣工。真っ赤な色の下に3連のアーチ橋。
観光地浅草がそばにあり、隅田川の橋の中でも一番メジャーな橋です。

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吾妻橋の裏側。ダイナミック!リベットの数も凄い。
精巧に組み上げられた造形美に惚れ惚れします。
だんだん「橋裏萌え」というジャンルがわかってきたかも…(笑)

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東武伊勢崎線・隅田川橋梁
おお~、ちょうどスペーシアが!カッコイイ!
この橋から浅草駅に入る線路は急カーブになっているので(第13旅参照)ここを渡る電車はとてもゆっくり走ります。これがまた情緒があってなかなか良いのです♪


(第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)⑤へ続く)

第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編)⑤

ここでちょっと脇道(支流)へ。
隅田川から東武線沿いに流れる細い川、北十間川に入ります。

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蔦の絡まる橋(枕橋)のそばに、屋形船が。先ほどの華やかな隅田川とはガラリと雰囲気が変わり、とても穏やかで風情のある風景。

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そこにドドーンとスカイツリー!
このアンバランスさが面白い。
北十間川は、一番スカイツリーに近づける川として、最近注目されているそう。これから整備されて、新たな名所になっていくのかな。
この風情は整備されても残して欲しいなぁ。

再び隅田川に戻り、先ほど通ったルート(吾妻橋~JR総武線隅田川橋梁間)を逆走
します。

ここからは神田川に突入。

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柳橋。
昭和5年竣工。震災復興橋梁。神田川第一橋で、上にアーチ型の優美な橋。永代橋を模して造られたとか。
柳橋の辺りは花街があり、船宿や料亭などで賑わっていました。
今も付近は屋形船の船宿が建ち並び、当時の面影を偲ばせています。

続いて、浅草橋~左右衛門橋の屋形船の集団を抜けて、美倉橋、和泉橋へ。
この4橋もやはり震災復興橋梁で、それぞれ下にアーチ型の同一デザイン。同じ人が設計していたのかな?

ちょっとハッとしたのは…

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和泉橋(昭和5年竣工)の裏側。

車の交通量の多い「昭和通り」が通っているので、他の橋より幅が広め。
しかもその真上に首都高も走っているので、あまり橋のイメージがない。
裏側はこんなことになっていたんだ…。

「橋によっては、リベットが川面からの光を受けて、プラネタリウムの星空のように見えることがあるんですよ」と石坂さん。
なんて、素敵な表現!ますます「橋裏萌え」に拍車がかかります(笑)

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神田ふれあい橋
これはかなり新しい歩道用の橋(平成元年竣工)
すぐそばに東北・上越新幹線と山手線・京浜東北線の鉄橋があります。
タイミング良く新幹線が来て欲しかった…!

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万世橋

昭和5年竣工。豪華な親柱をもつコンクリート製アーチ。重厚な雰囲気です。

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万世橋のそばには、旧国鉄万世橋駅の遺構が。その一部の敷地に交通博物館があったのだけれど、2006年に閉鎖。
来年以降、この旧国鉄万世橋駅跡が整備されて商業施設にリニューアルされるそう!どんな風になるんだろう…?

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昌平橋
昭和3年竣工。煉瓦造りの橋。斜めに横切るJR総武線が迫力あっていい感じ。

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聖橋
昭和2年竣工。鉄筋コンクリート製のモダンな橋。
すぐ手前をから地下鉄丸ノ内線がひょっこり顔を出します。

ふと聖橋の上を見上げると…

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「おーい、おーーーい!!」

手を振るカミムラさん、マネージャーの新井さんと新井くんが…!
(※テツ編集長は橋の反対側で撮影待機中)
わーい、感激の対面!

【カミムラさん達からみた動画】
http://www.youtube.com/watch?v=ohm-ipEgLO0


hijiribasi1a.jpg

水面から見上げる聖橋はとってもドラマチック!
さらに中央線と丸ノ内線が(その奥には総武線も)立体交差するという、テツ的にも大興奮のスポット☆

それにしても、御茶の水はこんなにも土地が高いところにあったんだなぁ。
普段の生活ではあまり意識できていませんでした。

御茶の水に近づくと、突然、深い渓谷のような風景があらわれますが、実はこの渓谷、自然に出来たものではなく、人工的に造られたものなのです。

江戸時代初期、洪水の防止と舟運路を開く為、人夫たちが本郷台地という高い土地を堀上げて造ったそうです。しかも手堀り(!)で。

ホント、気の遠くなるような作業だったんでしょうね…。水面から眺めて、改めて実感できました。


いやー、水路の旅、奥深い!

少し視点を変えるだけで、こんな風景が広がっているなんて。

まだ、旅の前半ですが、東京に対する見方がずいぶん変わりました。

きっとこれから、水路や土地の高低差を意識するようになったり、橋(とくに裏!)が気になっちゃったりするんだろうな(笑)

と言うことで、今回のソフテツ格言は、
「いつもと違った視点から、街を眺めてみよう」

(※後半の旅は、ついに撮りテツに目覚めちゃうかも…??)


(第30旅 テツコ倶楽部?!東京の水路で巡る鉄道旅(前編) ~完~)
※次回は9/25頃更新予定。お楽しみに!

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