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広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編)①

皆さん、こんにちは。
吸い込む空気がヒュウと冷たくなってきて、ちょっぴりセンチメンタルな気分になるこの季節。
澄んだ夜空にひと際輝くオリオン座を見かければ、冬はもうすぐそこです。

さて、『新・鉄子の旅』は、ほあしさんが単行本第2集(12月25日頃発売予定!)の制作準備の為、マンガの連載は2号分お休みになります。

しかし、その間、ソフテツブログはフル稼働!
『月刊IKKI』と連動して、スペシャルな企画で、『新・鉄子の旅』単行本発売を盛り上げて行きます~!

題して、
「広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編)」!!


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◇(◇印はカミムラさん撮影)

ソフテツブログで鉄道を撮り始めて1年半。
「もっと躍動感のある面白い写真が撮りたい!」
と願っていた私に、天からの素晴らしい授かりものが!

広田尚敬さんは、鉄道写真をアートの世界まで極められた、日本で最初の鉄道写真家であり、 「鉄道写真の神様」として、半世紀以上に渡って日本の鉄道写真界を牽引し続けてこられた、ものスゴイ方!!

そんな雲の上のような方と一緒に旅をし、なんと写真の撮り方を直に教えていただけることになったのです!

まさに鉄道ファン垂涎ものの、超ウルトラ贅沢な企画!!

広田さんを敬愛されてやまないテツ編集長から…

「これはすごぉぉく貴重な体験なんだから!!ホントに羨ましいっ!僕は少年時代、広田さんの写真を見て、撮りテツに目覚めたんだからね!むしろ村井さんを差し置いて僕が行きたいぐらい!どうか心して臨んでくださいね!」

と激励(とプレッシャー?)のお言葉をいただき、前日はドキドキソワソワしてほとんど眠れなかった私。

さぁ、一体どんな旅になるのでしょう?
期待に胸を膨らませつつ、いざ秩父鉄道へ出発~!


※この旅の模様を、 月刊『IKKI』'11年1月号(11/25発売)にて、旅でご一緒した担当のカミムラさんも違った視点からリポートされています。
一粒で二度美味しい連動企画!ぜひソフテツブログと合わせてお楽しみ下さい☆


(広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編)②に続く)
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広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編)②~熊谷駅~

2010年10月17日(日) 秩父鉄道・熊谷駅

「よ、宜しくお願いしますっっ!!」

この日は気合いを入れて、ペンタックスの一眼レフとリコーのGRの2台のカメラを持参した私。

広田さん「まあまあ、気楽に、楽しんでいきましょう」

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広田さんは、背がスラリと高く、とってもエレガントでダンディな紳士(まさに「紳士」という言葉がぴったり!)
お歳も75歳(!)とは思えないほど若々しくていらっしゃいます。

広田さん「写真にはね、正解はないんです。自分の撮りたいように撮ればいいんですよ」

本当にお優しく、朗らかにお話される広田さん。
緊張していた心も、ホッと和みます。

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今回使うのは、「秩父路遊々フリーきっぷ」
これを使って、行き先を決めず、気の赴くままに秩父鉄道を巡ります。

広田さん「秩父鉄道は、5種類もの車両が走っているし、味わい深い駅舎も多くて、写真を練習するにはいい所なんですよ。今日は休日だから、SLも観られるかも…」

秩父鉄道ではSLは土、日、祝に運行しています(冬期一部休業)

SL!それは楽しみ!
早速熊谷駅から、広田さん、カミムラさんと共に、秩父鉄道に乗り込みます。

車内で、広田さんがおもむろに取り出されたのは…
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ソニーの家庭用ビデオ?!
最近は動画にも凝っていらっしゃるとか。これで静止画も撮れるそうです。

車内の中でも、被写体を見つけると、軽やかに移動しつつ、さらりと撮影してらっしゃる広田さん。
その動作一つ一つがまるで呼吸をしているかのように、とっても自然でさりげないのです。

「カッコイイ…。ホント絵になるお姿ですよねぇ…」
思わずカミムラさんと一緒に見とれてしまいました。


(広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編)③に続く)

広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編)③~武川駅~

広田さん「では、この駅に降りてみましょうか」

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広田さんが最初に選ばれたのは武川駅
ここで、あるものに目を止められたようです。

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それは可愛らしいブルーの電気機関車。

「車両を撮るとき、ついありきたりの記録写真みたいになってしまって…」
広田さん「全部を入れようとしなくていいんですよ。まずは被写体をよく観察して、気になるところを探すことが大事。見つけたら、ジャカジャカ撮って試してみる。ダメなら消せばいいんですから。」

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ということで、いつもと違う感じの写真を撮ってみました。白い羽に乗る運転士さん!


(広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編)④に続く)

広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅④~寄居駅~

続いて降りたのは寄居駅
八高線や東武東上線とも接続している少し大きめの駅。

こちらで、フォトジェニックな(?)古びた水飲み場を発見!

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広田さん「撮りたいものが決まったら、構図をいろいろ工夫してみましょう。試行錯誤しているうちに、コレだ、というのが見つかるはず」

まずは寄ってみたり、引いてみたり、カミムラさんに水を飲んでもらったり…(笑)

同じものを撮っていても切り取り方でずいぶん写真の印象が変わります。

広田さん「背景もうまく取り入れてみるといいですよ」

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水飲み場を半分に切って、駅で待つ人たちをボカして入れてみます。
お、なんかいい感じ?

今度はカメラをリコーのGRに切り換え、最近お気に入りの正方形+モノクロバージョンで撮ってみます。

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カメラを傾けた途端、スゥっと列車がホームに!
思わずシャッターを切る私。

ちょっと不思議な構図の写真が撮れました♪

(広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編)⑤に続く)

広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編)⑤~波久礼駅~

続いて訪れたのは波久礼(はぐれ)駅
昭和の薫りが漂う、レトロでこぢんまりした駅舎。

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駅のまわりにはコスモスやキバナコスモスが色鮮やかに咲き乱れています。

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のどかにコスモスをパシャパシャ撮っていたら、突然、先ほどの電気機関車が…!

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うわっうわわわ~!!
慌てて、 「流し撮り」 で撮ろうとするも、ブレブレで、なにやらワケが分からない写真に…(泣)

被写体の動きに合わせてカメラを動かす撮影法。被写体が静止し、背景がブレることによって、写真に躍動感やスピード感がでる。

憧れの究極ワザ「流し撮り」…うまく撮れたらカッコイイ「流し撮り」…

でも、高度なテクニックが必要なため、失敗する確率もとても高いのです。
いつもの鉄子の旅では、なかなかそんなリスキーなことに手がでません。

そう、今回の旅、私の一番のテーマは「流し撮りに挑戦すること!!」

実は、広田さんは、鉄道の流し撮りを編み出された第一人者なのです!

広田さんに、その極意を伺ってみると…

広田さん「流し撮りのコツはね、①シャッタースピードを1/30~1/60くらいの遅めに設定。②腕を引いてしっかり固定して、膝か腰で回転。(腕だけで動かすと手ブレしやすい)③カメラは車両の動きに合わせて、始めはゆっくり、途中から早く動かす。「いーーよいしょっ!」という感じでやればいいんですよ。」

ナルホド!教えていただいたフォーミングでカメラを構え、次の列車を待ちます。

来たぞ~、おりゃあっ!

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ちょっとマシになったけど、まだブレブレ。しかもなんでこんなに白っぽい写真なんだろ…?

カメラの設定をチェックしてみたら、なぜか感度※がISO800に?!

ノォオオオ!!初歩的ミス!!(゜Д゜;)

急いで感度をISO200に下げます。

感度が高いと、光をたくさん取り込めるので、暗い場所でも撮影できるが、粒子の粗い写真に。スローシャッターの場合は感度を低くしないといけません。



あ、また来た!

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少~し「流し撮り」っぽくなってきた…?でも車両が右に寄り過ぎ…

広田さん「惜しいですねぇ。流し撮りに限らず、動いている車両を撮ろうとすると、焦って早めにシャッターを切りがち。車両の動きをよく見て、ねばることも大事です」

次の車両が来るまで、必死にイメージトレーニングを重ねる私。

流し撮りのフォーミングで、「いーーよいしょっ!」「いーーよいしょっ!」と何度も叫びながら、空中に向かって素振りします。

…だんだん、スポ根的雰囲気になってきました。

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そして、なんとか撮れた(?)一枚。
でも、まだピントが甘くて完璧とは言えないなぁ。

うむむ、流し撮りって、やっぱり難しい…!修行が足りないようです。

広田さん「流し撮りの練習をするなら、有楽町駅そばの「交通会館」がいいですよ。あそこは有楽町駅がよく見えるし、5分に一本くらい電車が通りますから。あと、もう少し長めの望遠レンズを持っているといいですね」

はい!とにかく練習あるのみですね!

さぁ、後半戦もバシバシ流し撮りを撮っていくぞ~、と思いきや、このあと意外な展開に…?!

この続きは来月の更新をお待ち下さいませ☆


ということで、今回のソフテツ格言は…
「流し撮りへの道は、まだまだ遠く、険しい」


(広田尚敬さんと行く、贅沢☆秩父鉄道写真旅(前編) ~完~)
※ 次回(後編)は12月25日ごろ更新。お楽しみに!!
 
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