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第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅①

皆さんこんにちは。
先月、NHKの「仕事ハッケン伝」という番組で、小田急電鉄・新宿駅にて、一週間の駅員修行をさせてもらいました。
(※オンエアは、NHK総合7月7日(木)20:00~です)
駅員さんのプロのお仕事に感嘆することしきり!
もの凄くハードな一週間でしたが、人生の糧になる、本当に良い経験をさせていただきました。
「もうソフテツちゃうやんか」というツッコミを軽やかにスルーしつつ(?)
これからも、ソフテツ道を極め続けていきたいと思います!!

さて、『新・鉄子の旅』第21旅は
「千葉・いすみ鉄道の旅」!
~『月刊IKKI』‘11年8月号(6/25 発売)掲載~

東京から日帰りで行けて、気軽にローカル鉄道の旅が味わえる「いすみ鉄道」
「上総中野駅」と「大原駅」を結ぶ約27Kmの路線で、「小湊鉄道」と合わせて、
房総半島横断鉄道と呼ばれることも。

「いすみ鉄道」は…

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こんなのどかな田園風景や、

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こんな緑豊かな風景に心癒されるだけでなく、

日本のローカル線を元気にさせるような大胆なプロジェクトを次々と生みだしているらしい…!?

なんでも、ある有名な妖精に出会えたり、他では見られないスペシャルな車両に乗ることができるとか…!?

気になるところが満載の「いすみ鉄道」!
どんなワクワクが待っているのでしょう? いざ、出発進行~!!


(第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅②へ続く)
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第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅②

2011年4月29日(金・祝)
朝7時前
ゴールデンウィーク初日に相応しい、うららかな陽気。

東京駅を出発した鉄子一行、まずは総武線快速に乗って千葉駅へ。
そこから内房線に乗って、五井駅へ向かいます。

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五井駅から小湊鉄道に乗り換え、終点の上総中野駅に到着。
この小湊鉄道も私の大好きな路線。
レトロで味のある車両や渋い木造駅舎など見どころいっぱい!

でも今回の主役は…

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黄色い列車 いすみ鉄道!
この車両、近づいてみると…

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ムーミンキャラクターが…!
そう、「有名な妖精」というのはムーミンのことだったのです!(※カバじゃないよ)

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中にはいると、ムーミンとフローレンのぬいぐるみがこんにちは☆

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窓にもムーミン達。ラブリー!

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鮮やかな緑のベンチシート。ふっかふか~♪

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かぶりつき窓にもムーミン!

さらにムーミンキャラクターのスタンプを押せるコーナーもあったりと、ムーミンづくしのムーミン列車。
あまりの可愛さに、ほあしさんと私、大はしゃぎ!

このムーミン列車は、2年前から「いすみ鉄道」で運行し始めたそう。
全6車両にそれぞれ異なるムーミンキャラクターのヘッドマークが取り付けられ、黄色い列車を彩っています。

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駅を降りれば、こんな素朴な木彫りのムーミンがお出迎えしてくれたり、
ふと車窓を見れば、田んぼにリトルミィがいたり、池でスナフキンが釣りをしていたり…
なんだか、私たちもムーミン谷の世界に紛れ込んだよう!

フィンランド生まれのムーミン達と、のどかな千葉の風景。
最初は「何故、千葉にムーミン?」と思ったけれど、不思議とよく合っています。

他の鉄道でもたまに見かける、キャラクターもののラッピング車両。
でも、こんなにもローカル線の風景に馴染むキャラクターは今まで見たことがなかったような…。

自然の景観を損ねず、なおかつ女の子ゴコロをくすぐる可愛さ。
そのアイデアに思わず「うまい!」と唸ってしまったのでした。

(第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅③へ続く)

第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅③

ムーミンに夢中になっている間に、大多喜駅に到着!

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オヤ? 駅名に「デンタルサポート」って…?
実は、「いすみ鉄道」は駅名の命名権(ネーミングライツ)の販売をしているのだとか!
現在は「デンタルサポート 大多喜駅」「三育学院大学 久我原駅」「風そよぐ谷 国吉駅」などの駅名がすでに誕生しているそう。

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大多喜の駅の入り口近くには懐かしのビンジュースが冷やしてありました。
「なるほど、いすみ鉄道さんもなかなか心ニクイ演出するねぇ~!」
横見さんと、テツ編集長がウンウンと頷いています。
お二人に勧められるまま、ビンジュースを買う私たち。

大多喜駅は鉄道ファンの方々でかなり賑わっている様子。
一体、これから何が始まるの…?

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「キタキタ~!! ついにやってきたッ!!」
横見さんとテツ編集長が大興奮! その視線の先を見ると…

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キハ52!!
「キハ52」は昭和40年代に国鉄車両として製造され、かつては日本中を走り回っていたディーゼル車両。

車両の老朽化のためどんどん数が少なくなり、JR西日本の大糸線を走る最後の車両も引退してしまったそう。

でも、そのうちの一両を「いすみ鉄道」が買い取り、修理や国鉄色のカラーリングを施して、観光急行列車として蘇らせたのです!

ちょうど鉄子一行が訪れた4月29日は、復活した「キハ52」が営業運転する初日。

横見さんやテツ編集長にとってはまさに青春時代の車両…これは確かに感慨深いだろうなぁ…!

たくさんの鉄道ファンの方々の熱気に圧倒されながらも、「キハ52」の車内へ。

最初に目に入ったのは…

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昭和40年代~50年代の中吊り広告!
野際陽子さん、菅井きんさん、泉ピン子さん…若い!

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北島三郎さんと(いくつの頃なんだろ?)、昔懐かしテレビ!

これらのポスターは、「いすみ鉄道」社長の鳥塚亮さんのコレクションなのだとか。
昭和時代の気分を盛り上げてくれます♪

車内は大糸線時代の内装をそのまま残してあるようです。

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このボタンをポチっと押すと…

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なんと扇風機が動きます!
自分で操作出来るんだぁ~!

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えんじ色のボックスシートの窓下には…

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栓抜きが…!そう、先ほどのビンジュースはここで空けて飲めるのです♪
国鉄時代の車両には、栓抜きがあるのは聞いたことがあったけど、実際に使うのは初めて。
確かに、心ニクイ演出!

昭和に思いを馳せながら、ゴクゴク飲むジュースはまた格別の味。
なんだか本当に昭和にタイムスリップしたような気分!

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大原駅に到着した後、再び「キハ52」に乗って、大多喜駅へ。
国鉄時代のデザインをほぼ再現した急行券にハサミをパチンと入れてもらいます。
硬券の手ざわり、いいなぁ。
切符コレクターにはたまらないかも。

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ちなみに一日フリー乗車券も「キハ52」のデザイン。(デザインはいろいろ変わるそう!)


鉄道ファンの夢だった「キハ52」の復活。
乗っている方々もみんな幸せそうなニコニコ笑顔で、思い思いに旅を楽しまれていた様子。(きっと鳥塚社長も?)

「ムーミン列車」しかり、「キハ52」しかり。
随所にちりばめられていた沢山のアイデアや手作り感…
「いすみ鉄道」さんの真心が伝わってくるようで、ほのぼのと温かい気持ちになりました。


(第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅④に続く)

第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅④

大多喜駅にて…

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ボランティアの方から、大多喜名物タケノコロッケをいだたきました!
ご当地B級グルメなんだとか。
タケノコのシャキシャキした歯ざわりがいいアクセントになっていて、美味しい~!

続いて、風そよぐ谷 国吉駅へ。

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こちらの国吉駅にはムーミンショップ「VALLEY WINDS」があり、ムーミングッズが充実しています。
ほあしさん、ついに我慢できず、旅の途中なのに特大のミィのぬいぐるみを購入!(笑)

さらに、国吉駅では無料でレンタサイクルの貸し出しも。

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自転車に乗って向かう先は…

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お洒落な山小屋風レストランカンパーニャ。

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お昼ご飯は、ボリュームたっぷりのオムライス!
ふわふわの卵とコクのあるデミグラスソース…うーんデリシャス♪

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お腹が膨れたところで、秘境駅 三育学院大学 久我原駅へ。
山の中にあって、小さな待合所がポツンと建っています。
あたりは民家が数軒だけ。
時折、ウグイスが「ホーホケキョ」と鳴いています。

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レールのそばで、可憐に咲くヒメジョオン。

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駅から少し歩いてみると、「いすみ鉄道」の鉄橋が見えました。
サワサワ…とやわらかな風が吹き抜けていきます。
ひょっこりと、本当にムーミン達が現れそうな、緑深き美しい渓谷。
初めて訪れたのにどこか懐かしい、心洗われるような景色がそこにありました。


(第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅⑤に続く)

第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅⑤

再び、大多喜駅に戻り、「いすみ鉄道」社長の鳥塚亮さんとお会いしました。
実は今回の旅、鳥塚さんにお話を伺うことが旅のもう一つの目的だったのです。

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鳥塚さんは小さいときから筋金入りの鉄道好き。
外資系の航空会社に勤める傍ら、鉄道DVDの制作会社の運営もされていました。

転機が訪れたのは2年前。「いすみ鉄道」社長の一般公募で120名の応募者の中から選ばれ、社長に転職されたのです。

その頃の「いすみ鉄道」は、長年赤字経営が続いていて、存続の危機に瀕していました。

しかし、鳥塚さんが社長に就任されてから、職員の方々と一緒に大胆な経営改革をされ、その甲斐あって、2010年8月に存続が決定したのです!

多くの日本のローカル線が、惜しまれながらも廃線に追い込まれていく中で、これはとても画期的なことだったはず。

鳥塚さん「私は、地元の方々に無理に鉄道に乗ってくれとは言いません。車社会が浸透している中でそれは難しい話でしょう。じゃあどうするか? 私が外から観光客をお連れするから、そのお客様を精一杯おもてなししてください、と地元の方にお願いしたんです」

鳥塚さんの「ムーミン列車」や、「キハ52」のアイデア。
手入れが行き届いた駅の花壇、手作りの木彫りのムーミン達、タケノコロッケ、私たちに笑顔で手を振ってくれる地元の方々…。

「いすみ鉄道」を訪れたとき、ほのぼのと温かい気持ちになれたのは、「いすみ鉄道」と地元の方のチームワークによるものだったのです。

鳥塚さん「それから、お客様にただ乗っていただくだけでは、運賃は百円単位で、とても赤字回復には追いつかない。収入を千円単位、一万円単位にしていかないと。そこで考え出したのがオリジナル商品の充実と、オーナー制度です」

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「いすみ鉄道」の売店はグッズも豊富な品揃えで、かなり充実しています。
確かに、あれだけ可愛いムーミンを見てしまうと、ついついグッズが欲しくなってしまいます。まさに「いすみ鉄道」さんの思うツボ…?(笑)
(※ムーミンのマグカップ、愛用中です♪)

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こちらは、キハ52の車内に飾られていた車両オーナープレート。
寄付をするとプレートに名前を入れてもらえます。枕木オーナー制度というのもあるそう!

他にもネーミングライツを販売したり、訓練費700万円自己負担で運転士の募集をしたり…。

とにかく出来ることは何でもやる! という鳥塚さんの柔軟なアイデアとパワフルさに、すっかり感銘受けた鉄子メンバー。

「いすみ鉄道」の様々な挑戦に、日本のローカル線の可能性を見たような気がしました。


ということで、今回のソフテツ格言は…
「東京から少し足を伸ばせば、こんなにも元気で懐かしいローカル線がある」

※今回の旅の様子は「いすみ鉄道ファン」ブログでも読むことが出来ますよ~!

(第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅⑥へ続く)

第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅⑥ ~復興支援のこと~

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キハ52が営業運転を始めた4月29日は、「復興応援切符」の発売日でもありました。

鳥塚さんは、被災地の鉄道支援にも力を入れてらっしゃり、義援金を募る他にも、いすみ鉄道の売店で「三陸鉄道」と「ひたちなか海浜鉄道」の復興応援切符や2社の鉄道グッズも販売されたりしています。

鳥塚さん「明日は我が身と思うんですよ。私達も経営難の時、いろいろな方に支援してもらいました。今度は私達が助ける番だと思ったんです。同じ第3セクターの仲間ですし、出来る限り力になりたいんです」

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今まで、『新・鉄子の旅』で日本各地の鉄道を旅して、その度にハッとするほど美しい風景に出会ってきました。

東日本大震災以来、当たり前にそこにあると思っていた鉄道の風景は、実はとてもギリギリのバランスで成り立っていて、本当にかけがえのないものなんだということに気づかされました。

そして「鉄道が走っていること」がどれほど人に勇気や希望を与えてくれるかということも…。

鳥塚さんのお話を聞いて、初めて鉄道を動かしている方の思いを深く知ることができ、また被災地支援の積極的な取り組まれ方を見て、自分にとっても、鉄子メンバーにとっても、考えさせられるところがたくさんありました。

あれから『新・鉄子の旅』でも、何か出来ることはないだろうかと模索し、 「被災地のローカル鉄道支援」を始めることにしました。

何が正解かわからないし、できることは小さいかもしれない。
でも、とにかく私たちなりの支援を続けていこうと思っています。


(第21旅 千葉・いすみ鉄道の旅 ~完~)
※ 次回は9/25ごろ更新予定です。
 (本誌『新・鉄子の旅』が2か月間(7/25発売9月号、8/25発売10月号)休載のため)
 お楽しみに!!
※もしかすると、その間に、不定期更新があるかも!? 
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