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第26旅 青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)①

皆さんこんにちは。
久しぶりのソフテツブログ更新です!
更新が遅れに遅れてしまってスススミマセン…!!!(>_<)
新年の京急イベントでも、「原稿をもっと早く上げる」を目標にしていたのに…トホホ。
身を引き締め、頑張ろうと思います!


さて、『新・鉄子の旅』26旅は
青森・長野ホワイトクリスマス旅!!(前編)
~『月刊IKKI』‘12年4月号(2/25 発売)掲載~

12月24日と25日、イブとクリスマス。
世の中は、やれジングルベル~♪だの、恋人とロマンチックな夜を過ごすだの、クリスマスムードで浮かれきっている時…

横見さんと「鉄子の旅」です。

しかも、雪の降りしきる中、廃線が決まった青森の十和田観光電鉄と、
長野の長野電鉄屋代線の2つ路線を巡るという、クリスマスとは全く関係ない旅!

さすが、「鉄子の旅」です。
ストイックすぎて清々しいくらいです…!!(遠い目)

でも、ワタクシ、転んでも(?)タダでは起きない性格。

訪れる場所が「青森」と聞いて、とある野望を抱きました。

それは…

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憧れの津軽こけし館を訪れるコト…☆:*:・( ̄∀ ̄)・:*:☆

せっかく青森に行くんだし、どうせなら前乗りして、ずっと行きたかった津軽こけし館を訪れちゃえばいいじゃない?!

ほあしさんも誘っちゃえばいいじゃない?!キャホー!!!

真夜中に突然「女子二人旅、ドキワク☆津軽こけしツアー」思い立ち、居ても立ってもいられず、計画を立てる私。

そのプランは…こちら!!


■12月23日(1日目)

東京 6:28(新幹線はやて11号・新青森行)→ 新青森 10:01

新青森 10:20 (黒石こけし号無料シャトルバス・黒石温泉郷行)
→ 11:30 津軽伝承工芸館

☆津軽こけし館で絵付け体験♪お買い物・昼食・温泉巡り!☆

15:00ごろ弘南バスで弘前へ移動

16:00ごろ弘前着 

☆市内観光 こけしショップでお買い物&洋館を見る!夕食 ☆

弘前20:59→(奥羽本線・青森行)→ 新青森 21:35

新青森のホテル 泊

■12月24日(2日目)

新青森8:28(新幹線はやて18号・東京行)→八戸8:56

横見さん達と合流


ムフフ…♪ 完璧!
あとは小学館の謝恩会で横見さんを説得すればOK!!

と、ウキウキしながら、横見さんにこのプランを告げたら…

「うーん、今回の旅に限っては、前乗りはダメ!皆で一緒に東京駅から出発しないと意味がないから。」

…………ハイ撃沈!!

そうです。初心を忘れていました。
「鉄子の旅」で大事なのは、期待しないこと。
クリスマスの淡~い期待は、横見さんを前に、脆くも崩れ去ったのでした…(泣)


…さぁ、気を取り直し、いざ、青森へ!
ちょうどクリスマスには寒波が押し寄せて大雪の予報が出ているらしいけど
むしろ「鉄子の旅」っぽくていいじゃない!(ヤケクソ?)

こうして、2011年のクリスマスが幕を開けたのでした…。


(第26旅「青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)」②へ続く)
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第26旅 青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)②

2011年12月24日(土)東京 朝6:00

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夜明け前。まだほの暗い東京駅。

“ちゃんと皆で揃って”東北新幹線に乗り込み、まずは八戸駅を目指します。

横見さん曰く、今回の旅ではこのことが「重要な意味」を持つそう…?

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眠い目をこすっていると、新幹線の窓から、日の出が見えました。

期待しないでいると、こんな美しい景色とふと出会えたりして、幸せな気持ちになれます。

ああ、期待しないってスバラシイ…!!

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そうこうしている内に、あっという間に八戸駅に到着。
八戸駅には、クリスマスツリーが飾られていました。

こういうところで、少しでもクリスマス気分を味わおう、とカメラに収めます。

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八戸駅から青い森鉄道に乗り、三沢駅へ。
お顔に雪がこんもり!北国に来たんだなぁと実感。

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三沢駅に到着。
津軽こけしではないけれど、こけしを見つけて思わずパシャリ。
今回のこけし成分は、これにて終了…! (涙目)


(第26旅「青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)」③へ続く)

第26旅 青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)③

ここで、今回の旅の主役十和田観光電鉄(通称:十鉄)に乗り換えます。
三沢駅~十和田市駅をつなぐ、片道約30分足らずの小さなローカル線
2012年3月いっぱいで廃線になることが決定し、その後は路線バスに転換していくそうです。

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隣にある「青い森鉄道」の近代的な三沢駅舎と打って変わって、
昭和な旅愁感がたまらない「十鉄」の三沢駅舎
昭和29年に建てられたそう。
コンクリートのさびれ具合が何とも言えない味を出しています。

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駅舎の中には蕎麦屋さんが。
待合室にふわぁ~と蕎麦つゆのいい香りが漂っています。
ここのお蕎麦、美味しいと評判のお店だそうです。食べてみたかったなぁ…。

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うん、このノスタルジックな雰囲気、結構好きかも!
ここだけまるで昭和のまま、時が止まっているよう。

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改札は発車の少し前から始まります。
ホームに続く扉がガラガラと開けられ、駅員さんが改札をしてくれます。
こういうのも懐かしい感じがしていいなぁ。


(第26旅「青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)」④へ続く)

第26旅 青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)④

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ノスタルジーな気分のまま、ホームに出ると、あれ?普通のステンレス製の車両。
…うーむ、ちょっとさみしい。

でもこの車両、どこかで見たことあるような…?
そうだ、「東急電鉄」だ!
2002年に東京の「東急」から青森の「十鉄」へ譲渡された車両だそうです。

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車内に入ると、クリスマスムードを盛り上げるためか、派手なクリスマスデコレーションでいっぱい!
い、意外とクリスマス気分を味わえてるかも…。(ビックリ)

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つり革には渋谷のBunkamuraの広告がそのままに!
はるばる青森まで来たはずなのに、自分が今どこにいるのか一瞬わからなくなりそう…(笑)

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サンタとトナカイのコスプレ(?)コーナーや、

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LOVEシート(!)まで。

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終点の十和田市駅には、サンタの格好をしたアテンダントのお姉さんが出迎えてくださり…

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キャンディーとクリスマスカードのプレゼントをいただきました。

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カードはなんと、ひとつひとつ手づくり!
心のこもったお持てなしに思わずホロリとしてしまいました。

クリスマストレインはこれまでも十鉄が毎年恒例で走らせてきたのだそう。

初めは、あまりにもにぎやか過ぎて、若干ノリについて行けなかったのですが(…スミマセン!)

この装飾も、アテンダントのお姉さん達が一生懸命飾り付けされたんだろうなぁと思うと、
なんだか、最後の打ち上げ花火のような気がして、感慨深いような、ちょっぴり切ないような…。

廃線する前に「ハレ」の日の特別な十鉄を見られて、貴重な体験ができました。


(第26旅「青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)」⑤へ続く)

第26旅 青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)⑤

十和田観光電鉄は、三沢駅と十和田市駅以外は無人駅で、それほど特徴のある駅がないそうですが…

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その中で、横見さんが「それなりにオススメ!」と言う七百駅
中間駅の中で、唯一ちゃんとした駅舎がある駅です。
駅の近くに、渋い佇まいの変電所がありました。

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七百駅には車両基地もあって、電気機関車や十鉄オリジナル車両、さらに一昔前の東急車両などが並んでいました。

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十鉄オリジナル車両。赤のななめのラインがチャームポイント。
このレトロ車両、好き~!
イベントなどでは、たまに走らせたりするそうです。
走っているところも見たかったなぁ。

 「…ハイ、これで十鉄のオススメスポットはおしまい!」 

と、横見さん。

えっ、もうおしまい…?!ここが今回の旅のメインのはずなのに?!

「えーと、じゃぁ、せっかくだから一駅分歩こう!」と

と、横見さんに促されて「ひがし野団地駅」から「工業高校前駅」まで、沿線と併走する
幹線道路を歩いてみます。

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・・何もない。寒いだけで、本当に、何もない。

…あの一駅分の歩きは、一体何だったんだろう????

頭に疑問符をたくさん抱えながら、十鉄を後にしたのでした。


(第26旅「青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)」⑥へ続く)

第26旅 青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)⑥

十和田観光電鉄に別れを告げ、十和田市駅から、バスに揺られること25分。

「ここはぜひみんなに見てもらいたい!」と横見さんが連れてきてくれたのは…

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旧・南部縦貫鉄道七戸駅跡

かつて旧東北本線の「野辺地駅」~「七戸駅」を結んでいた南部縦貫鉄道。
「レールバス」という一風変わった車両が走っていました。
1997年に事実上の廃止となりましたが、現在この七戸駅跡は資料館になっているそう。

廃駅になってからかなり時間が経っているようですが、コンクリート製のどっしりとした駅舎はなかなか風格があり、まだまだ現役のように見えます。

入り口を開けると、七戸町観光協会のスタッフさんが迎えてくれました。
見学を申し出ると、「レールバス」を動体保存している車庫へ案内してくださることに。

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これがウワサのレールバス!!
レールバスはバスの部品を使った小型の鉄道車両。
名前の通り、レールの上を走るバスです。
ちっちゃくて、コロンと丸くて、とっても愛嬌のある顔!
トトロの猫バスを彷彿とさせます。

このレールバスは鉄道ファンの間で人気が高く、廃線になった後も、南部縦貫レールバス愛好会の方々が月一で訪れ、交替でメンテナンスをし、イベントなどで走らせているそう。

愛好会のメンバーは地元の人だけではなく、かなり遠方から参加されている方もいるとか。

メンテナンスや、イベントの運営費は、イベントグッズの売り上げと愛好会の方々の私費でほとんどまかなわれているそう(!)です。

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ちょうど、愛好会メンバーの、関さんと東さんという方が東京から来られていたので、
「どうしてそこまでレールバスがお好きなんですか?」と伺ってみると…

「もちろん、見た目の可愛さとか、珍しい造りというのもあるんですけど、初めて乗ったときに、もの凄い振動と音に衝撃を受けてね。今までに乗ったどの鉄道とも違う、椅子も固いし、決して乗り心地は良くないんだけど…不思議な魅力があるんですよ。それ以来、何度も通うようになりました。鉄道は好きですが、このレールバスだけはもう別格ですね。」

手のかかる子どもなのに、愛おしくてしょうがないというように、イキイキとレールバスについて語るお二人。

車庫内はキンと底冷えする寒さだったけれど、レールバスの周りだけは優しくあたたかい空気に包まれていました。

皆がその魅力の虜になるというレールバス。いつか乗ってみたいなぁ…。

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旧七戸駅のホーム。雪でスッカリ埋もれています。

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うぉおおおお!!懐かしいいい~!!!
ホームの発車ベルがまだ鳴ること知って、大興奮の横見さん。

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旧七戸駅舎内は、南部縦貫鉄道の思い出の品々などが飾られ、アットホームな雰囲気。
当時の時刻表や、古い柱時計なども残っていて、現役だった頃の面影をしのばせます。

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子ども達や、レールバスファンの方々が描いた、メッセージカード。
たくさんの人に愛されているんだなぁと、ほのぼのとしました。

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「またぜひいらしてくださいね」
と笑顔で手を振る皆さん。

廃線の後もなお、愛され続け、ファンの足が途絶えないレールバス。
「廃線」イコール「終わり」ではない。
こうやって人の思いで貴重な財産を守り続け、鉄道を走らせることができるんだなぁ。
雪国の真ん中で、人情に触れたような気がしました。


(第26旅「青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)」⑦へ続く)

第26旅 青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)⑦

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実は、この夜は寝台特急「日本海」車中泊の予定。
車内にシャワーはないので、旧七戸駅の近くにある「あすなろ温泉」でひとっ風呂。

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だんだん雪が強まり、寒さも厳しくなる中、バスに乗り込みます。
バスで5分ほど移動すると…

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真新しい立派な駅、東北新幹線七戸十和田駅に到着しました。

七戸十和田駅は、2010年12月に東北新幹線が八戸から新青森まで延長した時に開業した駅です。

この駅ができたおかげで、七戸や十和田方面へ行くのはかなり便利になりました。

しかし、その為に、「十和田観光電鉄」を利用する人は激減し、廃線に追い込まれることになったのです。

今回、「十鉄」を取材するにあたって、本当はこの七戸十和田駅を経由したルートの方が、早くて楽だったのですが、あえて横見さんは

東京駅→(東北新幹線)→八戸駅→(青い森鉄道)→三沢駅
→(十和田観光電鉄)→十和田市駅


という、昔ながらのルートで行くことにこだわられました。

「みんなで一緒に東京駅から八戸駅に行かなきゃ意味がない」
と横見さんが、最初に言っていたのはこのためです。(前置き長っ…!!!)

新幹線が開通して、便利になるのはありがたい。
移動手段として鉄道を考えるならば、スピードが早いとか、アクセスが楽ということは重要なのかもしれない。

だけど、その影で消えていく地元のローカル線が数多くあるという悲しい現状…。

その複雑な思いを、身をもって体感して欲しい、と横見さんは考えていたのでした。

「津軽こけし館」には行けなくて残念だったけど、なんだかストンと腑に落ちたような気がしました。

そして、鉄子一行は「七戸十和田駅」から「新青森駅」へ、「新青森駅」から「青森駅」へ向かい、いよいよ寝台特急「日本海」へ!

聖夜の夜の模様は、後半に続きます…!!

ということで、今回のソフテツ格言は

「鉄道旅は、スピードだけじゃない。時には回り道もしてみよう」



※「十和田観光電鉄」について※

旅の後、調べてみたら、十鉄の廃線は、話に上がってから、わずか「2ヶ月」で決定してしまったそうです。

廃線後は路線バスに切り換えるので、地元(主に高校生)の足はとりあえず確保できるということで、地元の反対運動も特に起こらなかったとか。

「加賀一の宮駅」(第4旅参照)の時をふり返ってみると、廃線が決まった後も、地元の方々が署名活動をされたり、なんとか廃線を覆せないかと様々な運動をされたりしていました。

それと比べると、十鉄の方は、地元の方々も静かに廃線を受け入れているということなのでしょうか…?

でも、なんだかそれって…寂しいことだなぁ。

90年の長い歴史を持ち、ピーク時は年間で165万人もの乗客が利用していたという路線なのに、こんなにアッサリと廃線が決まってしまうなんて…。

赤字経営で存続が危ぶまれるローカル線は日本各地にたくさんあります。
その中で、なんとかアイディアを出して、お客さんを呼び込もうと頑張っている路線もあります。

部外者の私なんかが言うのはとても烏滸がましいことだけれど…でも、もう少し何かできなかったんだろうか、と思わずにはいられません。

あの路線を利用していた高校生たちや、キャンディをくれたバスアテンダントさんは、廃線についてどう感じていたんだろう?もっと深く話を聞いてみれば良かったなぁ…。

今はただ、なくなってしまう路線を、静かに見送ることしかできないけれど、廃線になった後も南部縦貫鉄道のように、三沢駅やレトロ車両が残ってくれるといいな、とそっと思うのでした。


(第26旅「青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)」~完~)
※次回は3/25頃の更新予定です。  
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