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第23旅 被災地へ(後編)~石巻~③

国道45号線の道沿いにある道の駅「上品の郷(じょうぼんのさと)」で、お父さんの今野伸一さんとも合流し、皆でお昼ご飯。

「昔はサーファーだったんですよ」と奈保子さんの言葉に、

「いやいや、最近はもう全然やってないんですよ~」
はにかみながら話される伸一さん。
誠実で優しそうなお人柄が滲み出てらっしゃいます。

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横見さんと莉希くん。並んで敬礼ポーズ。
ちょっと緊張もほぐれてきたかな…?

道の駅から車で30分、今野さんのお宅に到着しました。

奈保子さん「津波は庭先ギリギリのところまで押し寄せたのですが、家の方はなんとか無事でした。でも、震災から1ヶ月間は電気も水道もガスも使えない状態で、ずっと広夢を探し続けて…本当に大変な日々だったんです。」

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仏間には、広夢くんが遊んでいたプラレールや鉄道グッズがたくさん並んでいました。

「ひろ、憧れの横見さんが来てくれたよ。夢みたいだねぇ」

広夢くんのご遺影に語りかける奈保子さん。
その隣には同じく津波で犠牲になられた奈保子さんのお母様のご遺影も飾られていました。

広夢くんと、奈保子さんのお母様にお線香を上げさせていただいた後、菊池さんのイラストをお渡しました。

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「北斗星」の運転士さんになった広夢くんと車掌さんの莉希くん。
ご両親や、鉄子メンバーの姿も描かれています。

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「いい絵ですね…。広夢が生きていたら、こんな未来があったかもしれないなぁ」
思わず涙ぐまれる伸一さんと奈保子さん。

なるべく明るくいようと、ぐっと我慢していたけれど、どうしても堪えきれずに涙が。

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ご家族の皆さんと一緒に。

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広夢くんと奈保子さんのお母様のご遺影のそばに、絵を飾っていただきました。

奈保子さん「震災からずっと…地獄のような日々でした。でも、今日は本当に励まされました。きっと広夢が引き合わせてくれたんですね。広夢も横見さんに会いたかっただろうなぁ。」

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居間で、ご家族が鉄道旅行に行かれた時の映像を見せていただくことに。

そこには、目をキラキラさせながら列車に乗る広夢くんの姿が。
利発そうな顔で、鉄道の知識を熱っぽく語っています。

奈保子さん「学校の勉強や運動は苦手だったんですよ。でも、鉄道のことになったら、途端に夢中になって…どんな難しい駅名もすぐ覚えちゃうんです。広夢がさらに鉄道にのめり込むきっかけになったのが「鉄子の旅」でした。広夢の才能を開花させてもらって、「鉄子の旅」には本当に感謝しています」

たくさんの広夢くんのエピソードを聞いているうちに、出会うことは叶わなかったけれど、なんだか昔から広夢くんを知っているような…今もすぐ傍にいてくれているような、不思議な気持ちになりました。


(第23旅 被災地へ(後編)~石巻~④へ続く)

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