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第23旅 被災地へ(後編)~石巻~⑤

大川小学校に別れを告げた後、ご家族のご好意で、仙台駅まで車で送っていただけることになりました。

車が走り出すと、アニメ「鉄子の旅」の主題歌が聞こえてきました。
奈保子さんが、DVDをかけてくれたのです。

(※広夢くんの持っていたビデオテープは何度も観過ぎてすり切れてしまっていたので、東映ビデオさんから新しくDVDをプレゼントさせていただいたのでした。)

途端に、莉希くんが顔を輝かせて元気よく歌ってくれます。
かなり難しい曲なのに、完璧に歌う莉希くんにビックリ。

奈保子さん「いつも車の中でも「鉄子の旅」のCDをかけて、広夢と莉希が大声で歌っていたんですよ。他の曲をかけても、すぐ「鉄子の旅」がいい~!って二人でせがむんです。」

アニメが始まると、莉希くんはほとんどのセリフを覚えていて、横見さんの動きや口ぶりをモノマネしてくれます。

莉希くんが笑うと、みんなも笑う。
ずしりと重く胸に閊えていた物が、少しだけ軽くなったような気がしました。

窓の外を見れば、雨の降りしきる中、やはり瓦礫の世界が広がっています。
けれど車の中は、あたたかく優しい空気に包まれていました。

ほんの少しでも「鉄子の旅」が今野家の皆さんの心を明るくしてくれますように…

笑顔を届けられますように…

そう願わずにはいられませんでした。

rikikun1.jpg

車は仙台駅へ到着し、ご家族も駅構内まで私達を見送りに来ていただけることに。

ふと見ると、横見さんと莉希くんが手をつないで歩いていました。
莉希くんが嬉しそうにはしゃいでいます。

「オレは憧れられるような器じゃないからさ…」
そう言いながらも、この日一日、ちゃんと今野家のヒーローだった横見さん。
横見さん、ちょっと見直しました。本当にお疲れ様でした!

(※でも、横見さんに珍しく臨時ダイヤになっていることをうっかり忘れて、東京行きの最終電車を逃してしまい、結局3人が仙台にもう一泊するという、なんとも「鉄子の旅」らしいオチがついてしまいましたが…) 

(第23旅 被災地へ(後編)~石巻~⑥へ続く)

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