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第26旅 青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)⑥

十和田観光電鉄に別れを告げ、十和田市駅から、バスに揺られること25分。

「ここはぜひみんなに見てもらいたい!」と横見さんが連れてきてくれたのは…

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旧・南部縦貫鉄道七戸駅跡

かつて旧東北本線の「野辺地駅」~「七戸駅」を結んでいた南部縦貫鉄道。
「レールバス」という一風変わった車両が走っていました。
1997年に事実上の廃止となりましたが、現在この七戸駅跡は資料館になっているそう。

廃駅になってからかなり時間が経っているようですが、コンクリート製のどっしりとした駅舎はなかなか風格があり、まだまだ現役のように見えます。

入り口を開けると、七戸町観光協会のスタッフさんが迎えてくれました。
見学を申し出ると、「レールバス」を動体保存している車庫へ案内してくださることに。

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これがウワサのレールバス!!
レールバスはバスの部品を使った小型の鉄道車両。
名前の通り、レールの上を走るバスです。
ちっちゃくて、コロンと丸くて、とっても愛嬌のある顔!
トトロの猫バスを彷彿とさせます。

このレールバスは鉄道ファンの間で人気が高く、廃線になった後も、南部縦貫レールバス愛好会の方々が月一で訪れ、交替でメンテナンスをし、イベントなどで走らせているそう。

愛好会のメンバーは地元の人だけではなく、かなり遠方から参加されている方もいるとか。

メンテナンスや、イベントの運営費は、イベントグッズの売り上げと愛好会の方々の私費でほとんどまかなわれているそう(!)です。

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ちょうど、愛好会メンバーの、関さんと東さんという方が東京から来られていたので、
「どうしてそこまでレールバスがお好きなんですか?」と伺ってみると…

「もちろん、見た目の可愛さとか、珍しい造りというのもあるんですけど、初めて乗ったときに、もの凄い振動と音に衝撃を受けてね。今までに乗ったどの鉄道とも違う、椅子も固いし、決して乗り心地は良くないんだけど…不思議な魅力があるんですよ。それ以来、何度も通うようになりました。鉄道は好きですが、このレールバスだけはもう別格ですね。」

手のかかる子どもなのに、愛おしくてしょうがないというように、イキイキとレールバスについて語るお二人。

車庫内はキンと底冷えする寒さだったけれど、レールバスの周りだけは優しくあたたかい空気に包まれていました。

皆がその魅力の虜になるというレールバス。いつか乗ってみたいなぁ…。

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旧七戸駅のホーム。雪でスッカリ埋もれています。

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うぉおおおお!!懐かしいいい~!!!
ホームの発車ベルがまだ鳴ること知って、大興奮の横見さん。

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旧七戸駅舎内は、南部縦貫鉄道の思い出の品々などが飾られ、アットホームな雰囲気。
当時の時刻表や、古い柱時計なども残っていて、現役だった頃の面影をしのばせます。

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子ども達や、レールバスファンの方々が描いた、メッセージカード。
たくさんの人に愛されているんだなぁと、ほのぼのとしました。

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「またぜひいらしてくださいね」
と笑顔で手を振る皆さん。

廃線の後もなお、愛され続け、ファンの足が途絶えないレールバス。
「廃線」イコール「終わり」ではない。
こうやって人の思いで貴重な財産を守り続け、鉄道を走らせることができるんだなぁ。
雪国の真ん中で、人情に触れたような気がしました。


(第26旅「青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)」⑦へ続く)
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