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第26旅 青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)⑦

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実は、この夜は寝台特急「日本海」車中泊の予定。
車内にシャワーはないので、旧七戸駅の近くにある「あすなろ温泉」でひとっ風呂。

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だんだん雪が強まり、寒さも厳しくなる中、バスに乗り込みます。
バスで5分ほど移動すると…

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真新しい立派な駅、東北新幹線七戸十和田駅に到着しました。

七戸十和田駅は、2010年12月に東北新幹線が八戸から新青森まで延長した時に開業した駅です。

この駅ができたおかげで、七戸や十和田方面へ行くのはかなり便利になりました。

しかし、その為に、「十和田観光電鉄」を利用する人は激減し、廃線に追い込まれることになったのです。

今回、「十鉄」を取材するにあたって、本当はこの七戸十和田駅を経由したルートの方が、早くて楽だったのですが、あえて横見さんは

東京駅→(東北新幹線)→八戸駅→(青い森鉄道)→三沢駅
→(十和田観光電鉄)→十和田市駅


という、昔ながらのルートで行くことにこだわられました。

「みんなで一緒に東京駅から八戸駅に行かなきゃ意味がない」
と横見さんが、最初に言っていたのはこのためです。(前置き長っ…!!!)

新幹線が開通して、便利になるのはありがたい。
移動手段として鉄道を考えるならば、スピードが早いとか、アクセスが楽ということは重要なのかもしれない。

だけど、その影で消えていく地元のローカル線が数多くあるという悲しい現状…。

その複雑な思いを、身をもって体感して欲しい、と横見さんは考えていたのでした。

「津軽こけし館」には行けなくて残念だったけど、なんだかストンと腑に落ちたような気がしました。

そして、鉄子一行は「七戸十和田駅」から「新青森駅」へ、「新青森駅」から「青森駅」へ向かい、いよいよ寝台特急「日本海」へ!

聖夜の夜の模様は、後半に続きます…!!

ということで、今回のソフテツ格言は

「鉄道旅は、スピードだけじゃない。時には回り道もしてみよう」



※「十和田観光電鉄」について※

旅の後、調べてみたら、十鉄の廃線は、話に上がってから、わずか「2ヶ月」で決定してしまったそうです。

廃線後は路線バスに切り換えるので、地元(主に高校生)の足はとりあえず確保できるということで、地元の反対運動も特に起こらなかったとか。

「加賀一の宮駅」(第4旅参照)の時をふり返ってみると、廃線が決まった後も、地元の方々が署名活動をされたり、なんとか廃線を覆せないかと様々な運動をされたりしていました。

それと比べると、十鉄の方は、地元の方々も静かに廃線を受け入れているということなのでしょうか…?

でも、なんだかそれって…寂しいことだなぁ。

90年の長い歴史を持ち、ピーク時は年間で165万人もの乗客が利用していたという路線なのに、こんなにアッサリと廃線が決まってしまうなんて…。

赤字経営で存続が危ぶまれるローカル線は日本各地にたくさんあります。
その中で、なんとかアイディアを出して、お客さんを呼び込もうと頑張っている路線もあります。

部外者の私なんかが言うのはとても烏滸がましいことだけれど…でも、もう少し何かできなかったんだろうか、と思わずにはいられません。

あの路線を利用していた高校生たちや、キャンディをくれたバスアテンダントさんは、廃線についてどう感じていたんだろう?もっと深く話を聞いてみれば良かったなぁ…。

今はただ、なくなってしまう路線を、静かに見送ることしかできないけれど、廃線になった後も南部縦貫鉄道のように、三沢駅やレトロ車両が残ってくれるといいな、とそっと思うのでした。


(第26旅「青森・長野ホワイトクリスマス旅(前編)」~完~)
※次回は3/25頃の更新予定です。  
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